SNS

SNS公式アカウントを
チェック!

KIWAMI worldへの
ご意見・ご感想を
お聞かせください。

ご注文やお届けの商品の品質に関する
お問合せはこちらよりご連絡ください。

2023/11/17

コラム

刺激への暴露が多いアスリートほど『ケア』をしてほしい〔インタビュー:株式会社 黎明〕

2004年よりワゴン販売を開始し、今では多くの方に愛される「塩洗顔」をはじめとした化粧品を提供する「株式会社黎明」。肌にとって悪い成分は全て排除することに拘った商品を、日常使いに留まらずアスリートのケア商品としても提案しています。今回はオリンピックや世界選手権で活躍したスノーボードの成田童夢選手が黎明社を訪問し、代表の永井さんにお話しを伺いました。

 

「説得」するのではなく『納得』してもらう

―成田

本日はよろしくお願いします!
先ずは御社のメイン商品である「塩」について教えてください。

 

―永井さん

よろしくお願いします!昔から皮膚トラブルがあると海水浴に行った方が良いとか、汗疹は海風にあたると良いとか、まさにこれが塩の効能です。塩というのは塩化ナトリウムなのですが、全国津々浦々にある温泉も、美肌の湯と呼ばれる「しょっぱい」塩化物温泉が多いですね。皮膚に保護膜をつくってくれて体温が逃げづらいので、湯冷めしにくかったりします。

 

塩揉みを想像していただくと良いのですが、浸透圧といって、水分濃度の薄い方から濃い方に液体が移動する作用があるんです。それを人間の肌に応用すると、皮脂とか汗とかと一緒に毛穴のつまりを排泄してくれる。この作用を一番肌に合う形で応用したのが私たちの商品です。今でもサウナに入る前に塩を塗ったりするじゃないですか。皮脂腺・汗腺が通るので発汗が促されるんですね。

 

―成田

塩には、多くの効果があるんですね!

一方で沁みたりするイメージもあります。笑

 

―永井さん

良いご質問ですね!塩は傷口があるとやっぱり沁みるんです。これを懸念される方は凄く多いんですけど、まず前提として塩ってアレルギーがないんですよ。なぜかというと身体に不可欠なモノなので。僕らのルーツというのがお母さんの羊水。羊水っていうのは塩水ですよね。ですから塩っていうのは基本的に肌に悪さをしないんです。

 

では、なぜ沁みるかというと、抗菌作用があるからなんです。乾燥傷にばい菌が入ると肌荒れを起こしやすい。そこに塩が当たると、最初ピリピリしたりするんですけど、それは作用なので、洗い流してしまえば治まります。

 

面白いのは、毎晩塩商品を使っていただいて、だいたい3日目とか4日目くらいになってくるともう沁みなくなると言われます。傷口が殺菌されて塞がってきている。そうすると、使いはじめる前のコンディションと全然違うという体感が得られるので、実は最初に沁みた方がリピート率が高いんです。「これじゃなきゃダメ」ってなる方が多い。

 

―成田

そういうことだったんですね!
塩の良さについて、イメージができました。では、御社の商品特有の良さについても教えてください。

 

―永井さん

ただ、説明をして「傷に良いんだからとりあえず我慢してくれ」というのは酷じゃないですか?笑
なので、そういう場合は濃度を薄めて我慢できるレベルから使ってみてください。

 

商品への拘りは、防腐剤や界面活性剤などの肌に悪さをするような成分を加えないことです。チューブ化する際に、そういうものを使わない処方設計には苦労をしたんですが、今の形に完成しました。防腐剤フリーで、オイルフリーで、チューブタイプという。こういった商品は恐らく他にないと思います!

 

―成田

塩洗顔、ボディ以外の商品ラインナップの特徴はいかがでしょう?

 

―永井さん

では、他も少し説明しますね。僕らの推奨としては、肌を洗った後に「素肌で寝てください」なのですが、もう習慣で「何にもつけないのは不安」という方は多いです。化粧水などに皮膚をコーティングするオイルが入っていると、毛穴に蓋をしてしまうのでオイルフリーのもの、かつ皮膚の上ではなく角質の中に必要な成分を入れたものということで、オールインワンジェルを作りました。

 

もう一つはUVです。UVを大別すると、紫外線吸収剤というケミカル処方と、鉱物などを肌に塗って紫外線を反射させる反射剤とか散乱剤と呼ばれる方法に分かれます。吸収剤は肌や環境への懸念がある反面、SPFとかPAと呼ばれる防御力を高くしやすいという特徴があります。

 

ですが、やはりリスクを鑑みて、私たちのUVは吸収剤を使わないような処方にしています。人の肌色に近いような鉱物を入れ、メイクの下地にも使えるようになっています。シリコンフリーのアミノ酸コーティングなのでクレンジング要らず。洗顔だけで落とすこともできます!つけ心地や防御力(SPF40)の部分もカバーできている商品に仕上がっています。

 

 

―成田

一貫して低刺激なので、敏感肌の人にも安心して使ってもらえますね。

 

私がスノーボードをやっているということもあって、1年中紫外線が強い場所にしかいません。ただ正直、現役時代はあまりUVを気を付けて使っていなかったので、今は肌のシミも気になります。アスリートをはじめとして外に出る人にはすごく良いですね!

 

―永井さん

シミは紫外線を皮下組織が吸収して癌化してしまわないための防免作用なので、悪いことではないんです。ただ、皆さん見た目上で嫌がるので、それが嫌であればシンプルに紫外線を当てなければ良いですね。ぜひテクスチャーも、伸びがよく使いやすいのて試してみてください。

 

塩洗顔も「すごく良いけど沁みるのが嫌」とか、ストロングポイントとウィークポイントっていうは隣り合わせであることが多いです。機能性をとると安全性が損なわれるなどトレードオフなところがありますよね。でも今は使用者側の意識も高まってきていますし、メーカー側の開発力も上がってきています。私たちはこれをいかに近づけてあげるか。出てしまう部分に関しては、きっちりとご説明をして「説得」するのではなく『納得』してもらう。それを、とても重要視しています。

 

 

新しい生活習慣を、この商品とセットで提供したい

―成田

設立は若い頃なんですね!

 

―永井さん

学生の頃、野球ばかりやっていたのですが、断念せざるを得なくなり目標が無くなってしまったんです。大学に行っても面白くないしって時に、たまたま知り合いの人から今の商品の原型になる「塩がベースの化粧品」を紹介してもらいました。これが肌トラブルに良いらしい…と。商品の特性が「体感性」が強いことだったので、対面販売しかない!と思い、先ずは安く取り組めるワゴン販売から始めたという歴史があります。

 

ただ、最初は2週間借りて、初日に1個しか売れなかったんですよ。笑
僕らはもう、こんなに良い商品でこんなに想いが強いから、100~200個売れるだろうなと思っていたのが、1個しか売れなかったんです。それは僕らが当時「塩が良い」「体感してもらったら結果が出る」ということ以外、何も知らなかったんですよね。

 

対面販売をしていく中で、お客様から教えていただくことが多くて、やっと売上が3個になり、5個になり、10個になり。2週間で場所代をペイできるくらい売上を作ることができました。方向性は間違ってないと思い、たまたまテレアポからスペースを貸してくれた大きな温浴施設で1000万円以上売れたのが拡大のキッカケです。

 

―成田

やはり対面販売が活きたんですね!

 

―永井さん

その時に、今でも僕の中で一番ベースになっていることがあります。温泉施設って、女性へ接客する際に、お客様が「すっぴん」なんですよね。すっぴんで対面して商品をご紹介していると、僕の中で「あれっ」と。何かというと化粧品を拘っているお客様、ハイブランドの化粧品を使っているお客様ほど、肌トラブルを起こしているんです。

 

 

―成田

それは確かに…、多い気がします。笑

 

 

―永井さん

僕、これはなんだろう?と思って、そこからこの化粧品業界のことを、猛勉強し始めたんですよね。そうしたら、行き着いた先が「あっ、化粧品って害なんだ」ってことに気が付きました。

 

肌を綺麗にするためとか、肌のトラブルを解決したいとか、今より綺麗に見られたいとか、そういった目的で使っている化粧品が、実は肌トラブルの原因になっているということに気がついたんですよ。

 

それを知ったときに、僕はこの仕事をやっていく価値があるなと。新しい生活習慣を、この商品とセットで提供することができれば、お客様が喜んでくれるんじゃないかな…と。創業から今に至るまで、本当にベースになっている部分です。

 

―永井さん

化粧品を真っ向から否定しちゃいましたけど、活躍するときもあるんですよ。仰る通り、昼間はすごく紫外線が強く皮膚に対して強敵です。なので、肌を防御するということに関しては、必要性がすごくあります。

 

私たちが、一番重要だと考えているのは、昼間つけた化粧品をいかに寝る前にケアできるか。残さずに洗い落としきれるかなんですよね。現代のスタンダードは昼間にべったりと化粧をして、いわゆるコーティングをする訳です。ただ、これが普通の洗浄剤じゃ落ちない。メイクをする素材がものすごく進化していて、私たちの母親世代にあった化粧崩れというのが、今は高機能化していてありません。

 

鉱物をナノ化したり、皮脂や汗に強い成分を使って、それを毛穴の奥まで微粉末化して埋め込む。ただ、落とし方は昔と一緒なんです。だから落ち切らず、毛根の根詰まりというのを起こす。皮膚の中に残存・蓄積していくわけなんです。そうすると新しい細胞に入れ替わるターンオーバーが阻害されてしまったり、皮脂とか汗の出口を塞いでしまい、皮膚を潤す成分も出てこないので、表面が乾燥したりします。

 

落としきれない成分が根詰まることによって潤いが出てこない。だから何かで足さなきゃいけない。それがスキンケアといわれるカテゴリーなんです。

 

 

―成田

なるほど、保湿とかそういうことですよね。

 

―永井さん

良くできたもので、最初は少し乾燥が気になってきたなという人には、化粧水をつけてください。メイクをしだすともっと乾燥してくるから、今度は乳液をつけてください。徐々に徐々に厚塗りするという習慣。これを構築したのは化粧品会社なんです。なぜかというとパッケージで全部売れるから。そして、これを習慣として、常識だと思っている業界なんですね。

 

でも、それをすればするほど自己保湿力とか、ご自身の代謝機能が損なわれていくので、よりトラブル肌に近くなっていく。だから僕らの商品というのは一日に一回、これを排泄するんだと。排泄して何もない素肌の状態に、一日に一回戻す。戻したら、あとは余分な化粧品を使わずに寝る。この2つの習慣を取り入れてほしいと思っています。

 

本来の素肌ってもっと自信を持って良いもので、スポーツ界にもあると思いますが「良しとされている間違った習慣」をお客様に伝えることを創業以来ずっと大切にしています。

 

 

―成田

自然治癒力というか、元に戻す。あるべき姿に戻していこうという考えですね!

 

最後に、スポーツやアスリート、今回のトップアスリート認定への思い入れなどを是非教えてください。

 

―永井さん

先ず、スポーツを極めている方というのは、「考え方が極められているから事を成せる」と思っているんですね。そういう方々に認められる商品として価値を見いだせれば、もちろん私たちの自信にもなりますし、厳しい目で商品を客観的に見てもらったときに、どんな判断をされるのか試してみたかったんです。

 

運動・スポーツをしている方は、外出する機会が多く、紫外線などの刺激を受ける機会も多いです。つまり、よりカバーをしなければいけない訳ですから、ケアもしてほしい。水泳・プールでも愛用していただいているのですが、塩素ですごく乾燥するという話しを聞いています。

 

アスリートさんは、様々な環境に暴露されているため、ケアやボディクリームがマストだったりしますよね。そういった意味でも弊社の商品と親和性を感じています。宿泊も多いので遠征用にトラベルセットや、フェイス用・オールインワンジェルなどを一本、全身のケアに是非持っていてほしいです。クリームやUVは、オイルが入っていないのでベタベタせず、静電気も来なくなるので、あらゆる競技に向いていると思います!

 

 

―成田

海外では特に、アメニティもなかったりするのでマストですね!

私自身、常にアウトドアにいて、毎日紫外線を浴びているような環境下でスポーツをしているので、すごくマッチしていると思いました。

 

本日はありがとうございました!

 

 

取材店舗情報

会社名:株式会社黎明

代表取締役:永井裕一郎

所在地:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-2-13 日本橋DOLL-1 1F

事業内容:「美・健康・環境」をコンセプトにした化粧品等の製造及び販売

・VEIL&Coシリーズ

・BLACK SILICA SALTシリーズ

・REIMEIソルトシリーズ

 

 

株式会社黎明の商品は こちら よりご購入いただけます。是非ご覧ください。

カテゴリー :

コラム

この記事をシェアする

カテゴリーから探すCATEGORY